this and that…

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難単語 tenir を攻略せよ!!①

外国語を学習していると、時々なぜかわからないがすんなり覚えられない単語と遭遇することがある。タイトルにある通り、私にとって「tenir」はまさにその覚えにくい単語の一つ。

しかし、先日のフランス人gさんとの言語交流の際に、その克服につながる、非常に使える表現を教わったので、忘れないようにここに記したい。

 

その表現は、「tenir au courant」 だ。

意味は、「知らせる」ということ。

 

例えば、

Je te tiens au courant.

Je te tiendrai au courant quand j'aurai fini mon travail.

Merci de me tenir au courant.

といった使い方がある。

 

意味合いとしては、faire savoir と同じだが、この表現の方がカジュアルでよく使われているということである。

正直なぜここで tenir なのか、さらには au courant と続くのか謎であり、tenir という単語の奥深さを再確認しているが、これほど頻繁に使える単語も珍しい。個人的にはあれほど遠く感じていたtenirをカジュアルに使いこなすまたとないチャンスで最近はこの表現を使いまくっている。

 

きっとこの単語は具体的な用法からそのコアイメージが見えるようになる単語なのだろうと今は思う。これを繰り返していくことで tenir の持つイメージを少しずつ理解できるようになるだろう。

 

国語学習をしていて最も達成感を感じるシチュエーションの一つとして、「言えなかった表現を言えるようになる」が挙げられるが、最近は存分にその喜びに浸っている。この感覚があるから、言語学習はやめられない。

 

そして、なんならtenirに愛着さえ感じ始めている…。

また次回、gさんにtenirの用法を聞いてみたい。